idea factory from newspaper addition 1 2003 8 10
日中連携(further development of Japan-China relations)
「北の核」で日中連携とあります。
しかし、この問題で、日中連携するならば、
別の問題を忘れています。
数万人はいるとされる脱北者の存在です。
この問題でも、日中連携すべきです。
それにしても、政府は、いつも、きれい事しか、やりませんね。
これは、貴族趣味の外務省の影響でしょうか。
さて、日本も国際国家になったのですから、
情報収集機関が必要です。
今までは、この分野が、最も弱い分野、日本の弱点でした。
情報収集能力が低いから、国際戦略で、いつも遅れを取っています。
外国の情報収集機関から、情報をもらっている状態では、情けない。
それにしても、政府の情報より、
個人の情報の方が早いというのは、改善すべきです。
つまり、政府が情報を得るより先に、個人が先に情報を得て、
対策をしている。
個人がそうなのですから、企業もそうでしょう。
情報の伝達速度は、早い順に、
企業→個人→政府となっています。
次世代エネルギー(energy source for the next generation)
風力が巨大な資源であると言う。
風力資源を重視すべきという論文がありました。
この論文では、
風力の豊かなノースダコタ、カンザス、テキサスの3州を合わせれば、
全米の電気エネルギー需要を満たすだけの風力エネルギーが利用可能としています。
スタンフォード大学の技術者チームの研究成果でも、確認されたそうです。
風力の人気が高いのは、
風力資源が、世界各地に、豊富に存在し、安価で枯渇しないということです。
確かに、発展途上国でも、風力資源は豊富でしょうね。
参考までに、8月10日は、東京は、暑苦しい日だったのですが、
記事には、「風力の豊かな地域を」とありましたので、
地上では、無風状態だったのですが、風力資源が豊富な地域に行って来ました。
それは、ビルの屋上です。
60階建てなので、地上何メートルか、わかりませんが、
風力は、豊富でした。
いつも、風力が豊富というわけではありませんが、
超高層ビルでは、地上よりは、風力が豊富でしょう。
次世代エネルギーというと、他に何があるでしょうか。
天然ガスは、極めて価格変動が大きく、数か月で、価格が二倍になるそうです。
また、原子力発電所は、多くの老朽化した原子炉が、いずれ閉鎖されることになり、
建設中の原子炉の数を大きく上回っている現状です。
日本の場合は、原子力発電所が、地震の多い地域や断層の上に建設されています。
よほど、地元が、お金が欲しかったのでしょうが、
補助金と同時にリスクも抱え込むことになりました。
原子力発電所は、地震のない地域に建設すべきですが、
日本の場合、地震大国なので、結局、地震と津波の可能性が高い地域に、
原子力発電所が建っていますね。地震学者に相談しなかったのでしょうね。
さて、次世代エネルギーというと、他に何があるでしょうか。
重水素、三重水素が考えられます。
重水素は自然界に存在しています。
三重水素は、自然界には、ほとんど存在していません。
重水素と言うと、核融合を連想しますが、
確かに、核融合技術を発展させる必要がありますが、
重水素や三重水素を別の利用法で考えている大学の研究者もいます。
重水素や三重水素が新しいエネルギーになるでしょう。
現代は、石油依存社会と言いますが、
石油が止まっても、すぐには困りません。
しかし、電気が止まれば、すぐ困ります。
石油依存社会というよりは、電気依存社会と言った方がよいでしょう。
介護保険(Nursing care on sickness insurance)
ドイツで、介護保険、赤字680億円。
「介護保険を廃止し、健康保険制度に統合を」という議論もされています。
しかし、これは、やる前から、赤字になることは、わかっていたはずです。
初めから、絵に描いた餅でしたから。
しかし、それを真似した日本も、大変でしょうね。
これは、実は、ある官僚が、絵を描いたのです。
今となっては、その官僚に、外国コンプレックスがあったのか、
単に手柄を立てたかっただけなのか、わかりませんが、
うまく官僚に乗せられてしまった政治家も政治家です。
官僚にうまくコントロールされていますね。
官僚がシナリオライターで、政治家が俳優です。
だから、政治家は、俳優でも芸能人でも務まります。
志があるならば、俳優でも芸能人でも立候補したらよいでしょう。
国会の質問も、国会の答弁も、官僚が作ってくれます。
また、大臣就任挨拶も、マスコミへのコメントも、官僚が作ってくれます。
また、どこかへ招かれた席での挨拶文も、官僚が作ってくれます。
よくあるでしょう。
建物などの完成式典や、いろいろな記念行事や大会などで、政治家が挨拶していますが、
あれは、官僚が書いたものです。それを政治家が読んでいるだけです。
だから、普通の人が政治家になるよりは、
俳優や芸能人が政治家になった方が、ある意味で、効果的です。
官僚が作った原稿を読み演じるのは、普通の人より、
俳優や芸能人の方が、演技力が高いのです。
今の政治家は、俳優なのです。演技が下手な俳優ですけれど。
しかし、この政治家の原稿作りに、深夜まで残業する官僚は、気の毒です。
とりわけ、国会の答弁の原稿作りが、膨大な作業となり、
官僚の悩みの種です。
国会の答弁が、大臣でも大変ですが、これが総理大臣となったり、
複数の官庁にまたがる時は、大変です。
官僚が答弁書の原稿を作るだけでも大変ですが、
各省庁との調整が、大変です。
これで、夜が明けていきます。
国会答弁は、局長だけにした方がよいですね。
大臣は、官僚の作った原稿を読んでいるだけですから。
だから、質問者が、事前に官僚に教えた質問にない、不規則な質問をすると、
大臣は窮地に陥るわけです。
こういう時は、大臣は禅問答のような解答をして逃げるのです。
これが、大臣の能力として評価されるのです。
大臣とテレビの俳優は、大差ありません。